2007年4月からケンブリッジで新生活。
3月18日(火)
そういえば。
例の日本語個人授業で答えられない質問があった。

その日の課題の一つは、「because」の日本語訳。
例題に上がっていたのは
「なんで今日は12時までなんですか?」
「土曜日ですから」


「because」は「から」と訳すということで、これ自体は正しいのだが、続くエクササイズでうっかり
「土曜日だからです」と答えてしまった。

これももちろんあっているんだけど、
「ちょっと待て」と。
「『です』の後に『から』なのか、『から』の後に『です』なのか、どっちなのか」と。

意味は同じなんだけど、これを文法として説明するにはどうすればいいの?
それにどうして「ですから」が「だからです」になると「だ」がくっつくわけ?
・・・今ふと思ったけど、本来は「です。だから」となるのが省略されて「ですから」って形になったってことかな?
そう説明しちゃってオッケーなの??

明日までに考えておくって言っちゃったんだけど、これでいいんだろうか???

はー・・・。
私はやっぱり語学を教えることには自信が持てそうにない・・・。

赤ちゃんのおむつ替えている方が好きだし楽しいなあ(うっとり)。
2月27日(水)
今日はとってもとっても面白いお仕事をしてきた。

ロンドンで。

なんと。

日本語会話トレーニング用CDの音声吹き込みーー!!

語学学校でよくやるリスニング用のあれですよ!

ケンブリッジ大の日本学科の先生が監修をやっていて、若めの声の女性を一人探しているからもし興味があるようならやってみないか、というお話がありまして。

「興味!ありますあります!大いにあります!」
「確か東京のご出身でしたよね?」
「そうですそうです、東京です!」
「ところであなた芝居っ気はある方かしら?」
「あ、それはもう、ある方だと思います(笑)」

我ながら笑える激しい自分売り込み(笑)。

アイドル歌手に憧れたことは一度も無いが、ラジオDJとか声のお仕事は永遠の憧れであった。
どうしてもやってみたい!
死ぬまでにやれて良かった!


ベビーシッターもバイブルスタディーも断って、万難を排して行って来ました。

27(水)午後2時50分から、
トッテナムコートロード駅すぐそばの、高層ビルの29階のスタジオ。
受付にはゴールドディスクとかが飾ってある、本格的な録音スタジオ。
受付!
スタジオ受付

こんな所に来るのは初めて!
行きかうスタッフが皆細くておしゃれに見える!

大興奮。

出版社からは若い女性2名(イギリス人。でもとってもスマートでおしゃれ!)が来て、
日本人声優は男性2名、女性2名の計4名。
まずお茶を勧められてから(何はともあれやはりお茶である)、おもむろに下打ち合わせ。若干の文章訂正があった後、すぐに録音室入り。
録音室!
レコーディングルーム

きゃー!
マイクとヘッドフォンー!
これをつけるの?
ラジオ局みたいー!


男性二人は前にもやったことがあるらしく、振る舞いがこなれている。
ぱらぱらと原稿を見て、自分の役のところに線を引き、言われる前からマイクテスト。
それぞれに勝手にマイクに向かって喋っていたら、録音スタッフから、マイクの微調整をするから全員ちょっとずつ喋ってくれと。
それが終わったら、もういきなり本番である!

英語ナレーターも同じ部屋にいて喋る。

全員、不自然に、ゆっくり喋る。
私もかなりゆっくり喋ったつもりだったけど、「ちょっと早すぎる」と注意があった。
慣れている人は絶対に紙にの上で手を動かさない。かさかさ言う音が入るから。
とても高性能のマイクで、例えば腹が鳴る人がいるとちゃんと腹の音が入るのだ。すごいねー。

結構ぎりぎりの時間設定だったからしく、ほとんど休憩を入れずに3時間かかった。
微調整したり演技指導したりという時間はほとんど無く、本当に必要のある時にしかとりなおしはしない。 一人、多分関西出身の人がいて、「3月20日」とかの時の「月」がイントネーションが違ったりして、普段気に留めないけど録音したりする時には結構くっきり出るものだなと思った。
なるほど・・・。
東京出身でよかったと生まれて初めて思った瞬間だった。
今まで一度もそんなこと思ったことは無かったけど。そうでなかったらこの話来なかっただろう。

いやはや、終わった後は心地よい達成感!
雑音が出ないように身を縮めていたからちょっと腰が痛くなったけど(あと長くやると痔になりそうだと思った。身動きできないから)。

でも今回の話はたまたま知り合いの先生が監修をしていたから話が回ってきたけど、多分これが最初で最後の経験だろう。

いい思い出が出来ました。

本当にありがとうございました。



DO IT YOURSELFシリーズで、5月出版予定です。

その頃になったら、買い占めて配りまくるかも!(笑)


21日(木)
気乗りがしなかった話の続きだが、結論から言うと、やることになった・・・。

お相手は多分20代中盤くらいの、ギリシア人。
別にいい男では無かったが(笑)、とても感じの良い人だった。
日本語学習経験は一応ちょっとはあるのだが、ビギナー用テキスト1冊分くらいを2年前にやったのみ。それもほとんど全部忘れてしまっているとのこと。
ちょっとだけ会話を試みてみたが、
うん、確かにほとんど出来ない。
「こんにちは」「よろしく」などのフレーズのみ。
読みはどうかというと、ひらがなのみのテキストで、7割程度か。
意味は分かっていないだろうな・・・。

うーん確かに前ドイツでちょっとだけ教えたことはあるけど、その時の人はもう中級クラスで、少なくともひらがなは完璧だったし、漢字も小学校3年生分くらいは出来ていた。
それでも日本語だけで授業をやるのは無理だったのに、できるんだろうか?ビギナー相手に私の英語力で。

どうにも自信が持てなかったし、実際レベルチェックテストの後何をどうすればいいのか皆目見当がつかなかったので、正直に言ってみた。

「あのね、実は私はビギナーを教えたことが無いんです。だからあなたに教える自信が持てないんです。もし良ければ、ビギナーを教えたことのある、私よりも経験豊富な友達(知らない人だけど(笑))を紹介・・・」
ところがこの言い方が彼のプライドを少々傷つけてしまったらしく、即座に反論が!

大丈夫!
僕は確かに今はあんまり出来ないけど、復習すればすぐにひらがなは思い出すし、予習もする!すぐに中級クラスになれる!問題は無い!


「でもでも、それに私の英語力では多分、うまく説明しきれないことがあると思うし、それなら私の友達(知らない人(笑))の方が・・・」

全然問題ない!
僕にとっても英語は外国語なわけだし、英語なんてそんなに必要ない。
僕が習いたいのは日本語であって、全部日本語でやってくれればいいんです、その方が僕にとって勉強になるし!
あなたにやってもらいたいのは、発音指導や、会話練習、読みの訂正などで、テキストも貸します、家で指導準備をする必要もないです、ただただその場で僕の質問に答えてくれればいいんです。


・・・どんだけポジティブシンキングなんですかあなたは・・・。

ここまで言われてはもう断る理由が見付からない。

受けることにした。

でもなー・・・。
いいのかなあ・・・。
同じ金を払うなら英語力のもっとある人から習う方が効果が上がると思うんだけどなあ・・・。

今日はむしろ私の英会話トレーニングって感じだった。
申し訳ないような・・・。
ぐったり。
2月19日(火)
某氏から「日本語を習いたがっている外国人(何人だかも分からない)がいるが、夫婦どちらか興味があれば紹介するが?」 という、あああありがたいメールをいただいた。
夫は忙しくてそんな余裕は無いという。
軽い気持ちで「私は国文科出身だから、日本語なら教えられるんだけど!あはは」とあっちこっちで言って回っていたのは事実なので、今更「あれはただのウケ狙い!」なんて言えない。

ああなぜいつも最後に「っていうのは冗談です」と付け加えなかったのだろうか!

夫は超乗り気(私にやらせるのに)。

私の代わりに返事のメールまで書いてくれる。
「私はドイツで日本語を教えていたこともあり・・・」

いやまああると言えばあるけどさ・・・。
でもあれってランゲージエクスチェンジだし。
お金とって教えるっていうのとは違うし。
金払ってまで習いたいと言うからには、それなりに相手も期待しているってことじゃないですか。

家での下準備も必要だし。
ベビーシッターの準備は楽しいけど(おもちゃ作ったりとか)、こっちはベビーシッターの準備ほどは幸せではないと言うか。

自信がないことをお金とってやるのは気が乗らないなあ・・・。

木曜日がファーストコンタクトになる見込み。